皮膚科、アレルギー科、小児皮膚科、美容皮膚科
(保険診療・各種保険取り扱い)

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美容皮膚科

美容皮膚科とは

美容皮膚科とは

美容皮膚科では、美容を目的とした皮膚の診療を行います。当診療科では、シミやシワ、あざなどを消したい、あるいは毛穴の開きなど皮膚の老化の改善などを行いたいと考えている患者様の美容上の悩みを解決し、今より美しく変わりたいという要望にお応えすることを目的にしています。診察・治療につきましては、皮膚の専門医がカウンセリングからアフターケアまで行います。

肝斑

肝斑とは女性の30%に見られる両側対称性の慢性的な皮膚の色素異常です。痛み、かゆみのない、明るいから濃い茶色の斑点が一般的で、その辺縁は不鮮明です。夏に悪くなることが肝斑の一つの目印になります。治療に難渋し、再燃も多い疾患で、Quality of Lifeに影響を与えます。肝斑の治療のゴールは色素性物質を減少及び消失させることです。

最近の報告では、肝斑はメラノサイトに原因があるだけではなく、皮膚の老化も関係した疾患であると考えられています。他に女性ホルモンによる刺激もその色素性物質の産生に関わるようです。色白の人は若い頃から見られ、色黒の方は発症が遅いといわれています。男性にも肝斑が見られるのは珍しいことではないようです。
紫外線は肝斑の重要な因子のようです。

肝斑と健常皮膚を比べると、300もの遺伝子制御の違いが見られると報告があります。WIF1やsFRP2はメラニン産生に関与する代表的な遺伝子で、線維芽細胞より産生されます。肝斑部分の皮膚に存在している表皮細胞はKGF, HGFそしてSCFのようなプロメラノジェニック成長因子を産生することがわかっています。内皮細胞もエンドセリン1の生産を介して色素産生を促します。また、脂腺ではビタミンD、IL1α、IL6のようなサイトカイン、アンギオポエチン、アディポカインがメラノサイトの働きを調節します。

現在有効とされる治療は紫外線防御、外用美白剤、ケミカルピーリング、レーザー治療です。しかし、完全な消失を得られず、再燃が見られてしまい、どれも効果的で安定した結果は出せていないのが現状です。色素性物質の産生と消失の両方に照準を絞った治療が必要です。肝斑はメンテナンスをしないと再燃してしまうことがしばしばあります。厳格な紫外線防御はメラニン産生とリバウンドを防ぐ大事なケアです。

治療のゴールデンスタンダードは美白剤です。コルチコステロイド、レチノイン酸、ハイドロキノンの混合(Kligman’s trio)が最も効果的という報告もあります。外用剤は他に、皮膚軟化剤が有効と言われています。血管を治療標的としたダイレーザーも新たな治療アプローチです。さらに、パルスダイレーザーとKligman’s trioの併用が肝斑治療により有効との報告もあります。しかし、ダイレーザーも炎症後色素沈着に厳格な注意が必要です。
ケミカルピーリングは有効性も報告される一方、なかなか結果が安定せず、炎症後色素沈着には注意が必要です。Qスイッチレーザーも再発や炎症後色素沈着には注意が必要になります。高いSPFの日焼け止めも肝斑を綺麗にするには至らず、再燃も防げません。これらの治療を組み合わせてなるべくメラニン産生を少なくし、再発を防ぐことが大切です。外用チロシナーゼ阻害薬(アゼライン酸)はメタロプロテイネースやHGF, SCFのような成長因子の産生を減少し、メラニンの産生を阻害するといわれています。

肝斑を経口薬やサプリで治療することにも注目が集まっています。
古典的な経口薬はトランサミンです。トランサミンは抗線溶作用を示す製剤で、血管をターゲットとした内服美白剤です。大きな前向き研究でもその有効性は証明されております。ビタミンCはメラノサイト内でメラニン産生の際の化学反応を還元することでメラニンの産生を抑えます。
他に注目を浴びている内服の美白剤はダイオウウラボシ抽出液(PLエキス)、βカロチン、メラトニン、プロシアニジン(生理活性ポリフェノール)ですが、まだ実用化には至っていません。

当院で施行できる肝斑の治療は外用美白剤(ハイドロキノン、トレチノイン)、ケミカルピーリング、Qアレックスレーザーのレーザートーニングになります。

レーザートーニングとは、最新のトップハット型レーザーをシミ取りレーザーよりも弱い出力で優しく満遍なく照射する施術のことです。組織にダメージを与えることなく、肌全体の美白効果や、くすみ、今まで治療できなかった肝斑にも改善効果が見られ、ダウンタイムなく治療することができます。ダウンタイムがないということは照射後すぐにお化粧をしてお帰りになることができます。

従って、肝斑は単にメラノサイトの異常だけでなく、光老化の関連した複雑な病態をなすことが分かりました。肝斑のできる仕組みが解明されつつあり、新たな治療ターゲットも出てきており、幾つかはすでに利用可能となっており、幾つかはすぐに実用可能になる期待が高まりつつあります。

参考:Pigment Cell Melanoma Res. 2018 Jul;31(4):461-465.

老人性のしみ

年齢を重ねた方に見られる、斑状の色素の濃い皮膚の状態です。
老人性のしみは慢性的に紫外線の刺激を受けた結果生じます。

特徴としては、日光暴露された皮膚に生じ、平な斑であり、辺縁の色調の境がとても鮮明です。大気汚染も原因とされています。

老人性のしみは、見た目では、そばかす、老人性いぼ、色素のある日光角化症、そして悪性黒子型メラノーマにとても似ています。
そばかすはしみに比べ、細かな斑であること、色調がしみより薄いことが鑑別点になります。老人性いぼは丸い盛り上がった薄茶色から濃い茶色の病変です。色素のある日光角化症は色素性皮膚がんの前段階であり、長期間日光暴露された皮膚上に生じる、丸い、ピンク、赤色、または茶色の斑です。悪性黒子型メラノーマは老人性のしみと比べ、非対称性に拡大し、境界不鮮明で不均一な斑であることが鑑別点になります。

老人性しみの病理学的特徴は表皮の肥厚と、表皮突起部のメラニンの沈着にあります。また、老人性のしみ部分の免疫染色すると、細胞増殖を反映する蛋白、Ki-67の発現が低いようです。メラノサイト細胞膜マーカーであるMelan-A/MART1の発現も亢進しています。

紫外線の刺激が、様々なサイトカインの産生を調整し、病変部ではINF-α発現の高値, IL-1αの低値を誘導しているようです。さらに、エンドセリン-1(ET-1)、顆粒球刺激因子(GM-CSF)、基礎線維芽細胞成長因子(bFGF)そして幹細胞因子(SCF)のような成長因子や、チロシナーゼ(Tyrosinase)、チロシナーゼ関連蛋白1(TRP-1)の発現が老人性のしみに関与していると言われています。

肝斑同様、sFRPやSCF, HGF, KGFなど成長因子の色素細胞への刺激が関連していると報告され、Wnt/βcateninシグナル経路が重要とさている点も同様です。

治療としては肝斑同様、美白外用剤、ケミカルピーリングが挙げられますが、一番効果的なのはQスイッチアレックスレーザーです。当院が導入しているアレックスレーザーは効果的な波長や照射深度を実現できるようになりました。痛みや皮膚表面のダメージを抑え、効率的にシミを除去できます。
他にビタミン群やトラネキサム酸の内服も肝斑同様に使用されることがあります。

参考:Exp Dermatol. 2016 Mar;25(3):174-7.

そばかす

幼少期から頬などに見られる、両側対称性の細かな色素斑です。肝斑、老人性のしみ同様、色素性疾患の範疇です。
治療は老人性色素斑同様、外用美白剤、ケミカルピーリング、Qスイッチアレックスレーザーを複合的に組み合わせて治療していきます。
特にQスイッチアレックスレーザーに対する治療反応性は良いため、レーザー治療がファーストチョイスになります。

にきび跡

ニキビに罹患した人の大半はニキビ痕が残ることを経験します。
ニキビ痕ができてしまうのは適切な治療の遅れ、不十分な治療の名残と言われています。
私たち皮膚科医は適切なタイミングで、十分な治療を行うことでニキビ痕が少なくなるよういつも心がけています。

ニキビ痕は患者に不安を与え、時には抑うつ状態にするほど生活の質(QOL)を下げてしまいます。また、年を経るたびにニキビ痕は悪化することもあるので注意が必要です。

ニキビ痕は皮膚組織の欠失、すなわち皮膚の萎縮によって起こります。

現在日本では残念ながらニキビ痕の治療に有効な保険適応の治療はありません。
ニキビ痕の治療はレチノイド、ケミカルピーリング、レーザートーニング、マイクロ皮膚焼灼術、ヒアルロン酸などの皮膚充填材、subsicionなどの外科処置と、たくさん選択肢があります。
これらの治療を組み合わせて行うことが一般的です。

治療にはニキビ痕のタイプ、患者さんのスキンタイプ、治療形式、副作用を加味して選択すべきだと言われています。

当院ではエビデンスの多い治療であるレチノイド、ケミカルピーリング、レーザートーニングを組み合わせてニキビ痕の治療を行います。

参考:J Cosmet Laser Ther. 2018 Nov 5:1-12.
   Dermatol Surg. 2018 Nov;44 Suppl 1:S10-S18

青あざ

美容部門カテゴリーに入れさせていただきましたが、これは唯一保険診療でできるレーザー治療になります。通常のシミより深い場所に色素があり青色の色調になり、深い場所には外用薬は効きにくいという性質があります。
治療はレーザーが第一選択になります。

青あざと一言で言ってもいろんな種類があります。

太田母斑

顔面の片側の額、眼瞼、頬に見られる青色からやや褐色を混じ、色ムラのあるシミです。日本人の500人に一人の割合で出現すると言われており、その部位から生活の質(QOL)の低下が著しい疾患と考えられています。

伊藤母斑

肩から肩甲骨にかけて出現する、色ムラのある青色の斑点です。自然消退は期待できません。

異所性蒙古斑

日本人を含む黄色人種の真皮にはメラノサイトが存在し、赤ちゃんのお尻から背中にかけて青あざが見られ、これを蒙古斑と言います。だいたい10歳前後で消失しますが、約3%の成人に蒙古斑の残りが見られ、これを持続性蒙古斑と言います。また、腹部や胸に見られる蒙古斑は異所性蒙古斑といい、自然消退は期待できません。蒙古斑の特徴は平らで色調が均一です。

上記青あざは当院のQスイッチアレキサンドライトレーザーにて治療できます。
麻酔クリームを外用した後にレーザー照射するので小さなお子さんでも痛みの心配はありません。3ヶ月に1回レーザー照射するスケジュールになります。保険適応です。どうぞお気軽にご相談ください。

参考:公益社団法人日本皮膚科学会HP

クリニック概要

五反田駅前ひふ科

TEL.03-5487-4112(よいひふ)

〒141-0031 東京都品川区西五反田2-7-8 誠實ビル3F(1F:ナチュラルローソン)

診療科目:
皮膚科、アレルギー科、小児皮膚科、美容皮膚科
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アクセス:
JR五反田駅西口より徒歩30秒、都営浅草線五反田駅A2出口 目の前
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